Jean-Philippe Collard-Neven
Japan Tour 2011


ピアノソロやピアノを中心に据えた音楽を好んで聴きはじめてから 3年になる。Olafur Arnolds を皮切りに Henning Schmiedt、Nils Frahm、Goldmund、Gonzales、Glenn Gould、Bill Evans、Keith Jarret (後期)、Febian Reza Pane、Carlos Aguirre、Andre Mehmari、中島ノブユキ、そして Jean-Philippe Collard-Neven

ヨーロッパ、アメリカ、南米、フィリピンに日本と地理的にはバラバラであり、ポスト・クラシック、ジャズ、アンビエントなどと単純にジャンル分けできるものでもない。共通するのはまるで映画をみるようにさまざまな情景が浮かんでくることだ。

Jean-Philippe Collard-Neven に初めて触れたのは、Chet Baker のバックをつとめていたベーシスト Jean-Louis Rassinfosse とのデュオ・アルバム “Second Move” だった。その組み合わせからか、少しジャズよりの印象をもち、ジャケット写真どおり昼さがりの海辺や黄昏どきの情景が浮かぶようだった。

そして、今回、上質の音楽のみを紹介している日本の気鋭のレーベル flau から Jean-Philippe Collard-Neven の新譜 “Between The Lines” がリリースされた。このアルバムをとおして浮かぶ情景は明らかに「月夜」だ。夜なのだけれど大きな月が空に浮かび、その月の光はぼくたちを希望へ導いていってくれる。ポスト・クラシック、ジャズ、アンビエント、現代音楽。そのどのジャンルにもとらわれないが、同時にそれらすべてのテイストが混ざり合い気品とともに表現された上質なピアノソロ・アルバムと言えるだろう。

その新譜のリリースを記念して初の来日ツアー “Jean-Philippe Collard-Neven Japan Tour 2011“ が決定し、東京を皮切りに全国 9 都市で公演が行われる。wood water records の主催により、ぼくが愛する 福岡でも公演が行われることは、最高にうれしいニュースだ。ライヴ・パフォーマンスでは、どんな情景が浮かんでくるのか、とても楽しみだ。エリック・サティ、ドビュッシーが好きな方にも、ぜひお勧めしたいことを最後に付け加えておきたい。

Jean-Philippe Collard-Neven Japan Tour 2011 : 福岡公演
出演 : Jean-Philippe Collard-Neven, aus, Autumnleaf
期日 : 6月 1日 (水)
会場 : アクロス福岡円形ホール
開場 : 18:00         開演 : 18:30
チケット :   前売り – 2,500 yen      当日 – 3,000 yen
チケット予約・問い合せ :  wood water records

Jean-Philippe Collard-Neven
1975年生まれのベルギー人ピアニスト、作曲家、即興演奏家のJean-Philippe Collard-Neven(ジャン・フィリップ・コラール・ネヴェン)はあらゆる音楽における枠組みを超えた活動を続けている。彼の活動のなかでは、クラシック音楽、現代音楽、ジャズ、即興、シャンソン、エレクトロ、演劇、ダンス、映画、文学が出会う。とはいえ、何にでも手を出すエクレクティシズムとは異なり、この多様性は彼の中で、ひとつの同じ情熱の表現であり、彼の精神の自由さに由来する。そして、それは異なるスタイルやジャンルや時代の間にある壁を取り除き、それらの間につながりを織りなすのだ。

Jean-Philippe Collard-Nevenは幼い頃から、父親の膝の上でジャズの旋律や歌を覚え、彼が強く惹かれた映画音楽を、耳に聞こえた通りに奏でた。言葉を覚えるのと同じ時期に、即興したり、楽譜なしで演奏したりすることを学んだことは、彼の音や音楽との関わりの基盤となっている。それはJean-Philippeの中で、実に本能的で自然な行為なのである。学術的に音楽を学んだ後も、それが変わることはなかった。また、彼のこのような自発的な学習は、音楽に優劣をつけさせなかった。ロックバンドの演奏であれ、弦楽四重奏であれ、彼の心に触れるすべての音楽は演奏すべき音楽であった。 初めに異なるジャンルや時代の区別をしなかったことは、それぞれの音楽の美に対して彼を敏感にさせた。

様々な分野の人たちとの出会いによって、彼の音楽性は作られてきた。往年のChet Bakerの名パートナーとして名高いコントラバス奏者、Jean-Louis Rassinfosse、フランス人ヴィオラ奏者のVincent Royer、実験音楽の巨匠Luc Ferrari、ニューヨークの作曲家David Shea、Jean-Luc Fafchamps 、Vinko Globokar、指揮者のパトリック・ダヴァン他、多くの人々から影響を受けたという。

1993年にデクシア・コンクールにおいて第1位を受賞、2003年には彼のベルギー音楽のための活動が認められ、ベルギー作曲家連盟のFUGA賞を授与されるという快挙を成し遂げた。
また、オクターヴの208年度のアーティスト賞も受賞している。
これまでにヨーロッパ各国を始め、チュニジア、チリ、メキシコ、ペルーなど世界中のフェスティバルに招待を受けている。
1993年にデクシア・コンクールにおいて第1位を受賞、2003年には彼のベルギー音楽のための活動が認められ、ベルギー作曲家連盟のFUGA賞を授与されるという快挙を成し遂げた。また、オクターヴの208年度のアーティスト賞も受賞している。これまでにヨーロッパ各国を始め、チュニジア、チリ、メキシコ、ペルーなど世界中のフェスティバルに招待を受けている。

Jean-Philippeによる劇場のための音楽は、1枚のCD『Incidental music』に集められ、2006年にリリース、ここ日本でも大きな話題を集めた。この作品は、三部作の第1弾であり、第2弾はピアノの即興演奏による作品『Fleeting Music』(いずれもsub rosaよりリリース)である。2012年にリリースされる第3弾には室内楽の自作曲が収められる。今秋にはレオシュ・ヤナーチェクのピアノ曲全曲集がFUGA LIBERAよりリリース予定。ジャン・フィリップ・コラール・ネヴェンはモンス王立音楽院で室内楽と即興を教えている。



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